2023年08月
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労働力不足解消の新技術開発へ、先端ロボティクス研究所を設立 シンガポール

シンガポールの南洋理工大学(NTU)は6月7日、IoT(モノのインターネット)を用いたスマート・グリーン・ソリューションの世界的プロバイダーであるデルタ・エレクトロニクス(Delta Electronics)社と、先端技術の研究開発における緊密な協力関係を継続するため、2,400万シンガポールドルを投じてDelta-NTU先端ロボティクス研究所を設立したことを発表した。

式典に臨むNTUのホー・テク・ホア(Ho Teck Hua)学長(右から2人目)ら
(出典:NTU)

このラボは、シンガポール国立研究財団の研究・イノベーション・企業(RIE)2025計画の支援を受けており、製造業やイントラロジスティクス(企業内で行われる商品や資材の物流)業界における労働力不足の課題を克服することを目的とした次世代技術を3年間で開発する。

企業がインダストリー5.0に移行し、世界が労働力の高齢化と少子化に起因する労働力不足に取り組む中で、協働ロボットシステムは定番になりつつある。このようなシステムには、壊れやすいガラス製品から揮発性の化学物質まで、さまざまな材料をピックアップするためにグリップを調整できるヒューマンタッチ・ロボットや、病院や倉庫のような人の往来があるダイナミックな環境で自律移動ロボット(AMR)が動作することを可能にするスマート・センシング、レーダー、3Dセンサー・システムなどが含まれる。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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