2023年08月
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科学・技術・イノベーションで南南協力を推進 フィリピンとアルゼンチン

フィリピン科学技術省(DOST) は7月10日、科学・技術・イノベーション(STI) 分野におけるアルゼンチンとの国際的なパートナーシップを強化することを目的に、6月27日から30日までアルゼンチンのブエノスアイレスに科学使節団を派遣したことを発表した。

フィリピン科学技術省(DOST)の一行

フィリピンの代表団はレナート・ソリダム(Renato Solidum Jr.) 科学技術相を団長とし、金属産業研究開発センター(MIRDC) のロバート・O・ディゾン(Robert O. Dizon) 専務理事とアグリスティン・M・フドリグ(Agustin M. Fudolig) 副専務理事、フィリピン原子力研究所(PNRI) のカルロ・A・アルシージャ(Carlo A. Arcilla) 所長が参加した。

4日間の派遣期間に、DOST代表団は在ブエノスアイレスのフィリピン大使館で、彼らのビジョン、計画、専門知識を発表し、国家成長のための科学技術(S&T)の重要性を強調した。

代表団はアルゼンチンの国立農牧技術院(INTA) を訪問し、INTAの研究所の1つであるINCUINTAを視察した。INCUINTAのホルヘ・カリージョ(Jorge Carillo) 農業産業研究部長とアンドレス・ウィグドロビッツ(Andres Wigdorovitz) 博士と会談した。

レナート・ソリダム科学技術相ら 一行

さらに、MIRDCとアルゼンチンの国立工業技術院(INTI) との間で技術協力に関する了解覚書(MoU)が締結された。これにより専門知識の交換を促進、能力開発イニシアチブの推進、研究開発での協力が進められる。 また、代表団は原子力技術の平和利用とその応用分野における協力機会を探るべく、アルゼンチンのインヴァップ(INVAP)社 、原子力委員会(CNEA) 、原子力規制庁(ARN) との会合も行った。会合は、知識交換、共同イニシアチブの議論、原子力の平和利用における緊密な協力の促進につながるものとなった。

アルゼンチンのインヴァップ(INVAP)社 との会合
(出典:いずれもDOST)

DOSTは、科学技術における南南協力は、開発途上国がその潜在能力を結集し、共通の課題に効果的に取り組むための力となるとし、今回のような派遣はフィリピンとアルゼンチンの科学技術能力を高め、さまざまな科学分野における交流促進につながると考えている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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