シンガポール国立大学(NUS)は7月25日、中国の香港城市大学(CityU)と、材料技術および気候サステナビリティ分野における共同研究開発活動の推進に関して了解覚書(MoU)を調印したことを発表した。
CityUのフレディ・ボーイ・イン・チェン(Freddy Boey Yin Chiang)学長とNUSのタン・エン・チェ(Tan Eng Chye)学長によってMoUの調印が行われた。調印には、CityUのレスター・ガーソン・ファン(Lester Garson Huang)理事長とNUSのジョージ・ロー(George Loh)副学長室シニア・ディレクターが立ち会った。
CityUのボーイ教授は、「CityUは、香港内外の材料技術と気候サステナビリティの研究促進に取り組んでいます。両地域の一流大学が再び手を結び、より多くの分野で協力関係を強化することは、相互に有益なことです」と語った。
NUSのタン教授は、「大学は、気候変動とサステナビリティ分野における複雑な課題に対処するための研究と教育を推進する上で重要な役割を担っています。CityUとのパートナーシップを通じて、私たちはそれぞれの研究上の強みを生かし、両分野における知識の共有と新たな発見を促進することができるでしょう」と語った。
MoUの下、CityUの科学部、工学部、エネルギー環境学部と、NUSのデザイン工学部、理学部は、材料技術と気候サステナビリティ分野において、相互に関心のある研究プロジェクトで協力する。MoUはまた、研究開発活動におけるスタッフや学生間の交流や協力を促進する。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部