2023年09月
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タイでASEANバイオ循環グリーンセッションを開催、日本の取り組みも紹介

タイ国立科学技術開発機構(NSTDA)は、8月23日から2日間にわたってバンコクで開催された第4回ASEANイノべーション・ロードマップ・フォーラムの中で、ASEAN BCGエノコミー(バイオ・循環型・グリーンを重視する新経済モデル)ネットワークの活動の一環で、2つのASEAN BCGセッションを開催したことを発表した。

(出典:NSTDA)

開催されたセッションは、

  • ASEAN BCGコンペティションアワード(8月23日開催)
  • BCGエコノミーモデルセミナー(8月24日開催)

―の2つだ。

ASEAN BCGコンペティションアワードは、人材育成とBCGエコノミー・コラボレーションにおけるASEANの強みを強化するために企画されたもので、ASEAN各国から、学術機関や民間企業を代表する10名の優れた研究者やイノベーターが参加するコンペティションを行った。参加者は2023年6月に実施された予備審査で勝ち残った候補者たちだ。

コンペティションはタイのPACコーポレーション(PAC Corporation Co., Ltd.)社のアピチャット・プーミー(Apichat Poomee)氏による「ウェルビーイング 省エネソリューション」のプレゼンテーションが優勝した。聴衆の人気投票ではインドネシアアトマジャヤカトリック大学のワトゥメサ・アグスティナ・タン(Watumesa Agustina Tan)博士の「プラスチック廃棄物公害を減らすにはどうすればよいか」というプレゼンテーションが選ばれた。

2日目にはASEANと日本という軸の中で、循環型パラダイムに対する認識と議論を高めることを目的としたBCGエコノミーモデルセミナーが行われ、循環型経済への移行を促進するための研究提携についての議論も行われた。セミナーではASEAN各国および日本からそれぞれの取り組みについて発表があった。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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