フィリピン原子力研究所(PNRI) が、日本原子力研究開発機構 (JAEA)と協力して、2023年9月4~8日まで、環境放射能モニタリングに関する2023年全国トレーニングコース(NTC-ERM)を開催した。フィリピン科学技術省(DOST)が発表した。
新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行後、初めて対面式でコースが実施された。PNRI主催のトレーニングコースは、環境中の放射能モニタリングに関する実務知識と実務経験を、さまざまなバックグラウンドを持つ参加者に提供することを目的とした毎年恒例のワークショップだ。今年は、大学教授、講師、原子力・放射線関係者、研究者、技術者、学生、公的機関および民間企業の代表者らが参加した。
日本からはJAEAのほか、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 (QST)の専門家らが参加し、PNRI側と環境放射能測定やモニタリングについて議論した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部