フィリピン科学技術省(DOST)は、中国科学技術部(MOST)と共同研究プロジェクト2024の実施ガイドラインに正式に署名し、科学的知識の向上、イノベーションの育成、共同研究イニシアチブを通じた世界的課題への取り組みに対する両国のコミットメントを確固たるものにしたと発表した。9月27日付。
第16回科学技術合同委員会(JSMST)会議で記念写真に収まる中国、フィリピンの代表団
DOSTは9月18日、フィリピンのアラバンで第16回科学技術合同委員会(JSMST)会議を開催した。会議には中国からチャン・グァンジュン(Zhang Guangjun)副部長を団長とするMOSTの代表団と、リア・J・ブエンディア(Leah J. Buendia)次官を代表とするフィリピン代表団が参加した。会議には、ハイメ・フロルクルーズ(Jaime FlorCruz)駐中国フィリピン大使と、ホァン・シリアン(Huang Xilian)駐フィリピン中国大使からそれぞれビデオメッセージが送られた。
共同研究プロジェクト2024の実施ガイドラインに署名する中国、フィリピンの代表
(出典:いずれもDOST)
フィリピン代表団は、共同研究プロジェクトの第1フェーズに関する包括的な最新情報を発表し、保健、農業、エネルギー・産業などの分野における共同努力によって達成された具体的な成果を示した。共同研究プロジェクトの第2フェーズとしては、上記に加え、人工知能(AI)や量子コンピューティングを含むハイテクの分野で協力することに合意し、共同研究プロジェクト2024の実施ガイドラインにブエンディア次官とグァンジュン副部長が署名した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部