シンガポールエネルギーセンター(SgEC)が11月1日に、シンガポールエネルギーコンソーシアム(SEC)として新たなスタートを切ることが発表された。シンガポールの南洋理工大学(NTU)、国立大学(NUS)、エクソンモービル(ExxonMobil)がSEC会員協定に調印した。
(出典:NTU)
SgECはNTUとNUSによって2018年に設立され、エクソンモービルが設立メンバーとして参加した。SgECは、持続可能なエネルギー開発における技術的および社会経済的な問題について、大学と産業界が長期的なパートナーシップを築く枠組みを構築することを目的としていた。
新たなSECは、エネルギー分野における複雑な課題に対処し、持続可能な解決策を推進するためにメンバー機関や産業界のパートナーの専門知識を結集して活用する予定だ。
NTUで開催された式典で、NTUのラム・キンヨン(Lam Khin Yong)副学長(産業担当)、エクソンモービル・テクノロジー・アンド・エンジニアリング・カンパニーのニック・クラウジ(Nick Clausi)副社長(研究担当)、NUSのリウ・ビン(Liu Bin)副学長(研究・技術担当)が出席し、協定に調印した。
この協定はシンガポールにおけるエネルギー研究とイノベーションの推進におけるSECと、そのメンバーであるエクソンモービルのコミットメントを象徴するものだ。2021年にSgECに加盟したシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)からも、化学・エネルギー環境持続可能性研究所(ISCE2)のン・ワイキョン(Ng Wai Kiong)所長代理が式典に出席し、エネルギー研究コミュニティにおけるこのイベントの意義を強調した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部