シンガポールの南洋理工大学(NTU)は、NTU南洋ビジネススクール(NBS)が同国のグリーン経済への移行に対応し、持続可能性マネジメントにおける新しいエグゼクティブ理学修士プログラムを2024年8月から開始することを発表した。
プログラムを発表する関係者
(出典:NTU)
シンガポールのグリーン経済への移行に伴い、持続可能性の課題に対応し、組織における持続可能な実践を実施するための知識、スキル、ツールを備えた経営幹部や専門家の育成プログラムが求められている。
この新しいプログラムでは、気候変動や持続可能な金融など、ビジネスと環境の交差点における幅広いトピックを扱い、持続可能性に向けた事業運営の舵取りができる人材やリーダーを育成することを目的としている。これは、企業が持続可能性をビジネス上の意思決定に組み込み、より持続可能な運営方法を模索し、グリーンな機会を受け入れることを奨励する「シンガポール・グリーンプラン2030」の一環である。
本プログラムは、在シンガポール・スウェーデン大使館とシンガポール・スウェーデン商工会議所主催のインド太平洋ビジネスサミットで発表された。さらに、NBSはストックホルム商科大学(SSE)との間で、交流と研究活動を発展させるための意向書を交わした。
(2023年12月5日付発表)
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部