2024年01月
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オフィスの空気の質、仕事中の創造性のレベルに影響 シンガポールで研究

シンガポールの南洋理工大学(NTU)は、オフィスの空気の質が仕事中の創造性のレベルに影響を与える可能性があることを明らかにした。

(出典:NTU)

研究者たちは、高レベルの揮発性有機化合物(洗剤、殺虫剤、香水、エアゾールスプレー、塗料などの製品から放出されるガス)が、研究参加者にレゴブロックの3Dモデルを作らせた時の創造性に影響を与えることを発見した。さらに、統計分析を用いて、総揮発性有機化合物(TVOC)を72%削減すれば、研究参加者の創造力を12%向上させることができると推定した。

TVOCとは、空気中の揮発性有機化合物の量を示す指標である。室内VOCは、塗料やカーペットなどの室内装飾品、洗剤や芳香剤などの家庭用品から排出される。

研究は、世界的なエアフィルターメーカーであるCamfil社との共同研究プロジェクト。NTUスマートキャンパスで実施されたこの研究は、室内空気の質が成人の認知能力に与える影響を調査し、熱帯の気象条件下でさまざまなエアフィルター技術をテストし、エネルギー効率を最適化した革新的なクリーンエア・ソリューションを提供することを目的としている。

(2023年12月19日付発表)

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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