2024年03月
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電動垂直離着陸機の開発で研究協力協定 イートン社とシンガポールNTU

電力管理大手でグローバル企業のイートン(Eaton)社は2月20日、革新的な電動垂直離着陸機(eVTOL)ソリューションの開発を目的として、シンガポールの南洋理工大学(NTU)と3年間の研究協力協定(RCA)を締結したことを発表した。

(出典:NTU)

この研究協力は、イートン社の強みである電力管理に関わる技術とNTUの強みである学術研究とイノベーションを組み合わせることで、革新的なeVTOLを開発し、拡大しているeVTOL市場の需要に対応することを目的とする。

イートン社の航空宇宙グループのアジア太平洋地域航空宇宙担当マネージング・ディレクターであるデズモンド・ゴー(Desmond Goh)氏は、「今回の研究協力により、イートン社は、アジア太平洋地域の持続可能な航空機における大きな進展を支援する強い立場に立つことになります。学術研究の商業化を促進し、航空産業の脱炭素化に貢献するグリーンテクノロジーの成長につながることを期待しています」と述べた。

NTUのラム・キンヨン(Lam Khin Yong)副学長(産業担当)は、「学際的な教育と研究を通じて社会にインパクトを与えるというNTUの目的と、イートン社の電気事業と航空宇宙事業の広範な経験を結束させることで、このパートナーシップの強力な基盤を提供することができます。イートン社とNTUが協力してeVTOLを最適化し、業界の成長に貢献することを楽しみにしています」と話した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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