2024年04月
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国産のソーラー支援Eボートをお披露目 フィリピン科学技術省

フィリピン科学技術省(DOST)は国産で持続可能なソーラー支援プラグイン電気ボート(SESSY E-Boat)をお披露目し、マニラ・ヨットクラブでデモ走行させたと発表した。国営フィリピン通信社(PNA)が2月29日に伝えた。

ソーラー支援プラグイン電気ボート
(Photo grabbed from PCIEERD's Facebook page、出典:PNA)

SESSY E-Boatの開発は、DOSTとフィリピンのエネルギー省による1900万フィリピンペソの共同出資により、フィリピンのマプア大学の研究者によって進められた。

ボートは乗客・乗組員計12人を乗せることができるが、ダイビングやシュノーケリングなどの特定の目的に合わせて座席を組み替えることも可能だ。また、バッテリーと電気モーターの部品は研究者により選定され、独自に開発した自動識別システム(AIS)も搭載されている。4時間のスローチャージによって2時間の走行が可能で、ソーラーパネルを使用する場合、太陽エネルギーの供給が続く限り、さらに2時間以上走ることができる。

DOSTの産業・エネルギー・萌芽技術評議会(PCIEERD)のエグゼクティブ・ディレクターであるエンリコ・パリンギット(Enrico Paringit)氏は「このボートはサイズと形状を考慮すると非常に効率的で、モーター音も静かです。さらに太陽光発電も使うことで環境負荷を少なくすることができます。国内にEボートはあまりなく、SESSY E-Boatは観光客などによる海上ニーズのために設計されました」と語った。

PCIEERDでは現在、SESSY E-Boatの技術採用者を探している。プロトタイプは完成したが、商業化に向けた取り組みを進めている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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