フィリピン・カラバルソンにあるフィリピン科学技術省(DOST-Calabarzon)は、パンデミックのため4年間中断していた対面において、青年優秀科学賞(YES)の受賞式を再開したと発表した。国営フィリピン通信社(PNA)が3月7日付で伝えた。
青年優秀科学賞 (YES)のメダル
(Photo courtesy of the DOST)
(出典:PNA)
DOST-CalabarzonのYESのイベント責任者であるハーレー・マルガロ(Harley Margallo)氏は、「今年はカラバルソン全体で、科学者やエンジニア、数学者として将来活躍が期待される児童・生徒203名が直接、表彰されます」としている。
2020年以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行による規制を受け、受賞式はオンラインで行われていたが、DOST-Calabarzonは、カラバルソンの若者が国際的なコンテストで優勝するために努力していることに対し、支援を示すために対面での表彰を復活させたという。マルガロ氏は、DOST傘下の科学教育研究所(SEI)が、前年度の国際科学・数学コンテストで金、銀、銅メダルを獲得した優秀な小学生と高校生を表彰すると述べた。マニラ首都圏(NCR)は1,012人の受賞者がおり、カラバルソンは203名(バタンガス州69人、ラグナ州66人、カビテ州49人、リサール州19人)の受賞者で2位だった。国内では合計2,114人の受賞者がいた。
DOSTは、科学、技術、工学、数学分野におけるフィリピン人児童・生徒の功績を称え、フィリピンにおけるSTEM教育の多様性、継続性、成功を促進することを目指す。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部