2024年04月
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科学における女性や女児の重要な役割についてのフォーラム開催 フィリピン

フィリピン科学技術省(DOST)は3月13日、「女性と女児の科学におけるリーダーシップ」をテーマにしたハイブリッドフォーラムを開催したと発表した。

(出典:DOST)

このフォーラムは「科学における女性と女児の国際デー」を祝して2月12日に開催され、さまざまな科学の分野で活躍する6人の女性が科学、技術、工学、数学(STEM)分野でのリーダーシップについて討論し、経験を共有した。

DOSTの長官補佐、またDOST全体のGADの調整役も務めるダイアナ・L・イグナシオ(Diana L. Ignacio)博士によると、フィリピンの女性科学研究者は全体の33.3%、労働人口においては28%を占めるにとどまり、STEM分野では女性はいまだ少数派であり、女性の参加を強化する必要がある。またDOSTのレナート・U・ソリダム(Renato U. Solidum Jr.)大臣も、科学研究における不平等はSTEM分野にとって損失であると語った。

インドネシアASEAN事務局の科学技術(S&T)部門、米国のミシガン州立大学、フィリピン科学技術開発ファウンデーション、フィリピン科学高等学校(Pisay)中央ビサヤ地区キャンパス、フィリピンノーマル大学(PNU)、ならびにDOST科学教育研究所などから出席した参加者たちは、STEM分野での女性のリーダー的役割について討論し、女性への障壁をいかにのりこえるか、それぞれの経験に基づき、STEM、特にリーダーシップの地位における女性のキャリアを強化・促進する重要性を強調した。

最後に、フィリピン科学高等学校システム(PSHSS)のエグゼクティブ・ディレクターであるリラ・ハバコン(Lilia Habacon)氏は、「フィリピンにはより多くの女性科学者が必要であり、女性全体の社会的地位向上を目指さなければなりません。また、若い女性が科学技術分野で活躍するためには、創造性や批判的思考をはぐくむ豊かな教育機会を提供することが重要であり、女性科学者の増加は全世界に貢献します」と語った。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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