2024年07月
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科学・技術・イノベーション、ASEANとの協力を強化 フィリピン

フィリピン科学技術省(DOST)は6月27日、DOST関係者が、6月3日~7日にカンボジアのシェムリアップで開催された第20回ASEAN科学技術イノベーション閣僚会議(AMMSTI-20)、第85回ASEAN科学技術イノベーション委員会(COSTI-85)およびその関連会議に参加したことを発表した。

(出典:DOST)

DOSTのレナート・ソリダム(Renato Solidum, Jr)大臣が率いるフィリピン代表団には、DOST研究開発次官のリア・ブエンディア(Leah Buendia)博士や科学技術サービス次官のマリドン・O・サハグン(Maridon O. Sahagun)氏、国際技術協力ユニットの代表者を含む関係者が参加した。

これらの会議はカンボジア工業科学技術革新省(MISTI)が主催し、MISTIのヘム・バンディ(HEM Vanndy)大臣のリーダーシップの下、オブザーバーとして会議に参加した東ティモールを含む、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の大臣や副大臣、代表者が集まった。開会式には、カンボジアのフン・マネット(Hun Manet)首相とASEANのカオキム・ホン(Kao Kim Hourn)事務総長が出席し、科学・技術・イノベーション(STI)に関する責任と関わりを示した。

期間中、フィリピンはASEAN CLMと呼ばれるカンボジア、ラオス、ミャンマーの研究者を対象にした奨学金の提供など、ASEAN諸国内で行っている協力プロジェクトを紹介した。この取り組みは、地域の課題に対処するため、科学技術の力を活用することで、自立した強靭なASEAN共同体を育成することを目的とした。

DOSTのソリダム大臣は、「フィリピンは、ASEANのカウンターパートと協力し、地域内外の利益のため、科学・技術・イノベーションの最前線を追及することを約束します」と決意を述べた。

閣僚会合であるAMMSTIは年1回、COSTIは年2回開催される。次回のCOSTI(COSTI-86および関連会合)は2024年10月にシンガポールで開催され、AMMSTIは2025年6月に開催予定である。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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