2024年08月
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DOSTと情報庁、科学技術コミュニケーション強化でMoU締結 フィリピン

フィリピン科学技術省(DOST)の産業・エネルギー・萌芽技術評議会(PCIEERD)は6月28日、PCIEERDの14周年記念式典で、フィリピン情報庁(PIA)と科学技術コミュニケーションを強化する了解覚書(MoU)に調印したと発表した。国営フィリピン通信社(PNA)が7月1日に伝えた。

MoUに調印したPCIEERDとPIAのトップ
(出典:PNA)

PCIEERDは、PIAの支援を得て、最先端の科学技術の情報をわかりやすく伝え、さらにPCIEERDのプログラムや活動についても草の根レベルで多くの人々に伝える取り組みを進める予定だ。

PCIEERDのエグゼクティブ・ディレクターであるエンリコ・パリンギット(Enrico Paringit)氏によると、PIAはPCIEERDの科学コミュニケーション戦略や広報キャンペーンの企画・開発を支援する。また、PCIEERDの活動に関連したコミュニケーション資料の作成支援や、取材や招待、報道機関への情報発信などの支援やPCIEERDが主催するプログラムや活動をPIAのウェブサイトやソーシャル・メディアに掲載し、国民の認知度を高めるための取り組みを行うという。

パリンギット氏は、「PCIEERDは、すべてのフィリピン国民にとって、科学技術をより身近で、魅力的なものにしたいと考えています。PIAと緊密に協力することで、この取り組みを加速させ、PCIEERDは、より多くの情報と科学的リテラシーを備えた社会を育成し、あらゆるレベルの進歩とイノベーションを推進することを目指しています」とPNAに語った。

PCIEERDは2023年の活動実績として、256の研究開発プロジェクトを完了し、助成金として19億フィリピン・ペソ を割り当てた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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