マレーシア工科大学(UTM)は7月22日、UTMクアラルンプール校専門生涯教育学部(SPACE)、UTM経営学部、地方自治体、その他団体が協力し、リサイクル意識向上プログラムの一環として、クアラルンプールのセリ・ペルリス2公営住宅コミュニティのリサイクルと廃棄物管理のためのイベントを6月22日に開催したことを発表した。
本プログラムの主な目標は、コミュニティのリサイクルとその環境上の利点に関する意識と知識の向上、少なくとも70%のコミュニティメンバーのリサイクルプログラムへの参加、プログラム実施後6カ月以内にコミュニティから排出される廃棄物量を20%削減、各家庭にリサイクルボックスと教材の提供、清潔な環境が公衆衛生に与える影響を実感するための健康診断の実施である。
このプログラムは関係者の協力により成功した。SPACEとUTM経営学部は、持続可能な取り組みを可能にするための教育資源や専門知識を提供し、コミュニティが正確で有益な情報を受け取れるようにした。クアラルンプール市役所(DBKL)は、規制当局の援助と必要なインフラ提供を通じてプロジェクトを支援した。また、セリ・ペルリス2公営住宅の住民は、主な受益者であり参加者として関わった。
プログラムの実施によりすでにコミュニティに大きな影響を与えているが、今後さらに、6カ月以内に廃棄物を20%削減するという野心的な目標の達成を目指している。リサイクル意識向上プログラムは、リサイクルと持続可能性の文化を浸透させることで、現在と未来の世代のために、よりクリーンで健康的な環境を創造することを指向する。このプログラムは単なるリサイクルの取り組みではなく、地域主導の持続可能性のモデルである。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部