2024年09月
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農業・水産技術に向けたシンポジウムの開催を報告 フィリピン

フィリピン科学技術省(DOST)は8月19日、 アグリ・アクア・イノベーション・ピッチフェスト2024について、その開催内容を報告した。

(出典:DOST)

DOSTのフィリピン農水産業天然資源研究開発審議会(DOST-PCAARRD)が主導し、パンパンガ州立農業大学(PSAU)とPAQEプロフェッショナル協会(APP)と提携して8月4日に開催されたアグリ・アクア・イノベーション・ピッチフェスト2024では、農水産物、天然資源(AANR)分野での技術革新と解決策が紹介された。

この中でレナート・U・ソリダム(Renato U. Solidum Jr.)科学技術相は、DOSTの優先事項の一つとして、特に農業や水産業など、国の様々な分野における既存の問題や限界に対する革新的な解決策を見つけることを挙げた。同相は、「技術を採用する可能性のある方々や投資家の皆様へ、豊富な科学技術の中から、ぜひご自身の努力と支援をどこに向けるべきかをご検討ください。皆様の分野での事業ニーズに最も適した技術を見つけていただけることを願っています」と語った。

また起業家へ向けて、「問題に恋をし、解決策ではなく問題そのものに焦点を当ててください。本当に問題に恋をしているなら、その問題を解決するためにあらゆることを行います。しかし、解決策に恋をしてしまうと、それを共有したくなくなり、技術の普及が遅れてしまいます」とアドバイスした。

このメッセージを支持したパンパンガ商工会議所理事の一人であるロバート・H・ロー(Robert H. Lo)博士は、「起業家は常に情熱的で、常に急いでいます。時間は彼らにとって非常に重要です。一度彼らの情熱が芽生え、それが根付くと、すぐに物事が起こることを望みます。研究と起業家精神のギャップを埋めるための解決策を見つける必要があると考えています」と述べている。

同相は「私たちはイノベーションの種をまき、豊かな未来を育て、農業が自然と調和して繁栄する世界の収穫を得ましょう。技術の可能性を最大限に引き出し、よりスマートで、より公平で、より効果的な世界を創造しましょう」と呼びかけた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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