タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)は9月27日、同庁所管の国立エネルギー技術センター (ENTEC)が運輸省交通政策計画局(OTP)と連携し、「車両のエネルギー効率化対策によるベースラインデータの確立と温室効果ガス排出削減量の追跡調査に関する研究」と題するオリエンテーションセミナーを開催したことを発表した。
(出典:NSTDA)
このセミナーは、バンコクにあるザ・バークレイホテル・プラトゥーナムを会場とし、ENTECの低炭素エネルギー研究グループのディレクターであるヌウォン・チョラクープ(Nuwong Chollacoop)博士と、再生可能エネルギー・エネルギー効率研究チームの研究員であるピヤワット・セイシリット(Peerawat Saisirirat)博士がプレゼンテーションを行った。両氏は、研究の初期段階のフレームワークを説明し、関係者との意見交換を通して、改善のための有用なフィードバックを収集した。
また、活発な意見交換を通して、ベースラインデータの開発と温室効果ガス排出量追跡を行うことが、車両のエネルギー効率の改善策と合致することを確認した。これらの取り組みは、OPTが定めた運輸セクター内の排出量削減目標の達成に役立つものである。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部