タイのチュラロンコン大学は11月11日、気候変動・環境局、タイ商業会議所、タイ工業連盟、タイ証券取引所、国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・タイと協力し、エグゼクティブ向け持続可能性プログラムのTOP Green Executive Programを開始したと発表した。
世界はグローバル・ボイリング(地球沸騰化)の危機に直面している。タイが2050年までにカーボンニュートラルを達成し、2065年までに温室効果ガス排出量ゼロを目指すグリーントランジションの下で成長するためには、官民の協力を促進して包括的に課題に取り組むことができるリーダーが必要である。そのためには、国の持続可能性をリードするネットワークを構築するためのハイレベルなエグゼクティブプログラムが重要となっている。
チュラロンコン大学が気候変動局および民間セクターネットワークと協力して開始したTOP Green Executive Programは、持続可能性の枠を超えて影響力を発揮しようと考えるリーダー向けに設計されている。
このプログラムの発表記者会見は10月30日、チュラロンコン大学学長のウィラート・プリワット(Wilert Puriwat)教授、気候変動・環境局のナリート・パンマニー(Nareerat Panmanee)氏、タイ商業会議所のアモーンテープ・タヴィーファニッチ(Amornthep Taveephanich)氏、タイ工業連盟副会長のアダール・K・ラール(Adul K.Laorr)氏、国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・タイ事務局長のタニヤポン・クリチッタヤウォン(Thanyaporn Krichtitayawuth)博士らが出席し、チュラロンコン大学のヴィジット・プーカブモービルディングにおいて開催された。
ウィラート・プリワット教授は「未来の持続可能なリーダーのネットワークを構築するために、5つの主要な組織とTOP Greenプログラムを共催できることを光栄に思います」と述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部