マレーシア工科大学(UTM)は1月13日、UTMの不動産研究センターがUTMのセンターとして初めて権威ある国際ネットワークであるD-8-研究とイノベーションのためのパイオニアネットワーク(D8-NPRI)に加盟することを発表した。
D8-NPRIは、バングラデシュ、エジプト、インドネシア、イラン、マレーシア、ナイジェリア、パキスタン、トルコの8つの発展途上国の学術研究機関で構成されている。このネットワークでは、知識交換、共同研究プロジェクト、共通の課題に対する革新的な解決策の開発を促進することにより、加盟国間の科学・技術・経済協力を強化することを目的としている。
UTMは、不動産研究センターを通じて、不動産、都市開発、インフラ計画に関する専門知識を活用し、持続可能な開発、スマートシティ、気候変動への対応力などの問題について新たな知見を提供する。D8-NPRIに加盟することにより、UTMはD8諸国を代表する学術・研究機関のネットワークにアクセスできるようになり、共同研究、技術移転、グローバルな課題に対する革新的な解決策の開発への道を開くことになる。また、この連携により、UTMの世界的な学術コミュニティにおける知名度と評判が向上し、他の加盟国の研究者、政策立案者、産業界のリーダーとのより深いつながりができることが見込まれる。
連携の一環として、UTMは共同研究プロジェクト、学術交流、ワークショップ、会議などのさまざまな活動に参加するとともに、加盟機関間の知識共有と能力開発を促進することを目的としたウェビナー、研修プログラム、共同イニシアチブなどを積極的に企画・主催する予定だ。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部