ベトナム情報通信省(MIC)は1月16日、第6回ベトナムデジタルテクノロジー企業全国フォーラムが1月15日にベトナムのハノイで開催され、ベトナムのデジタル変革プロセスについて議論されたことを伝えた。
MICが主催するこの年次イベントでは、政府首脳と技術専門家が一堂に会し、議論を行うことで、ベトナムにおける技術生産の創造と革新を奨励するための方向性を提案する重要な場となる。
トー・ラム(Tô Lâm)書記長はイベントで演説を行い、国内企業が先端技術にアクセスできるようにするために、質の高い海外直接投資(FDI)を誘致することの重要性を強調した。また、現在ベトナムでは各地域で不均等な開発が行われているため、技術の導入や実装が困難になっていることも強調し、国のインフラは近代的な技術への投資が不足していると主張した。また、同書記長はテクノロジーが経済・社会の発展において重要な役割を果たしており、生産性の向上、イノベーションの促進、生活水準の向上という東南アジア諸国のビジョンを実現するためには、デジタルトランスフォーメーションが喫緊の課題になっていると述べた。
フォーラムでは、国の開発戦略において重要な要素であると認識されている半導体産業や人工知能に関する政策、開発戦略など、さまざまなテーマが議論された。その他、画期的な制度や政策の変更、インセンティブ支援、ベトナムの企業の発展における政府と社会の省力を結集するための提案などが議論された。また、2024年のメイクインベトナムデジタル技術製品賞も決定され、ベトナムの知的卓越性を示す、優れたデジタル製品が表彰された。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部