フィリピン科学技術省(DOST)は2月20日、科学における女性と女児の国際デーの10周年記念式典において、DOSTのジェンダーと開発ユニット(GADU)を通じて、2月11日に「STEM職業のアンボクシング:理系女性の1日」と題したハイブリッド・キャリア・プランニング・フォーラムを開催したことを発表した。
(出典:DOST)
このハイブリッド・キャリア・プランニング・フォーラムでは、科学技術イノベーションにおける女性の重要な役割を強調し、STEM分野で女性が活躍するための多くの機会を紹介することを目的としている。女性が将来STEM教育とSTEM関連のキャリアを目指すことを奨励するDOSTの戦略的イニシアチブを象徴するものだ。
イベントには、全国の中学生と高校生1000人以上が参加し、STEM分野を追求または継続するように鼓舞した。イベントの会場となったケソン市と近隣のマリキナ市の選ばれた学校の生徒たちは、会場でフォーラムに参加し、それ以外の全国の生徒たちはオンラインでの参加となった。イベントにはリソーススピーカーとしてSTEM分野における女性の活躍のロールモデルとなる7人の女性科学者がそれぞれ、地質学と地球科学、医学・生物化学、化学・物理学・数学、工学・産業科学、農業科学、情報技術分野の講演を行った。
DOSTのレナート・U・ソリダム(Renato U. Solidum Jr.)大臣は「DOSTは男女平等と女性のエンパワーメントにおいてOne DOSTとして解決策を提供し、機会を開くことで、誰一人取り残されることがないようにします。科学・技術・イノベーションの原動力として、わたしたちの大学院・大学院奨学金プログラムと人材育成プログラム(HRDP)を通じて、STEM教育における格差の是正に取り組んでいます」と述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部