ベトナム情報通信省は3月5日、米国オオクラ(Ookla)社が1月に発表したSpeedtest Global Indexにおいて、ベトナムのモバイルインターネット速度が世界15位に上昇したと発表した。
ベトナム国内における5Gの急速な展開がこの成長を支えており、世界でも上位に入るという。ベトナムの固定ブロードバンドの速度は163.41Mbpsで、世界平均の97.61Mbpsを上回り、34位へと順位を上げた。さらに、モバイルインターネットの平均ダウンロード速度は134.19Mbpsで、世界平均の91.24Mbpsを上回り世界22位となった。2024年1月と比較して15ランク上昇しており、ベトナムのインターネットインフラが急速に改善されていることを示している。
オオクラ社は、インターネット速度の測定・分析を行う世界的企業であり、Speedtestプラットフォームを通じて各国の通信インフラの透明性向上に貢献している。同社のランキングでベトナムが上位にランクインしたことから、デジタルインフラ普及が大きく前進したことが伺える。
ベトナム政府は、近代的で安全かつ効率的なデジタルインフラの開発を国家の優先課題とし、2024年末には政令第57号を発行し、安全性とコスト効率を確保しつつ、通信技術の強化を推進している。また、国会は技術革新やデジタル化を加速する特別政策を承認し、首相も指令05/CT-TTg号を通じ、5Gの商用化、6G研究、通信衛星開発の推進、そして全国ブロードバンドの拡充を指示した。ベトナムは経済成長の基盤としてデジタル技術を活用する方針を示している。
特に高速固定ブロードバンドインフラの拡大は重要な戦略目標であり、経済成長の重要な原動力とみなされている。ベトナムのデジタルインフラの強化は、同国が2025年の経済成長目標である8%以上を達成する上で重要な役割を果たすと期待されている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部