フィリピン科学技術省(DOST)は6月23日、フィリピンのイノベーション経済を推進するため、英国での戦略的ミッションを実施したことを発表した。
6月8~15日のスケジュールで、フィリピン代表団はユニバーシティ・カレッジ・ロンドン・ビジネス(UCLB)や科学・革新・技術省(DSIT)、英国研究イノベーション機構(UKRI)、英国王立アカデミー・エンジニアリング(RAeng)、グラスゴーとエディンバラのイノベーションハブを含む、英国の著名な科学技術機関と交流した。
この英国でのミッションは、国際的な連携の強化を目的として、DOSTの大きな課題である研究開発(R&D)とグローバルなイノベーションエコシステムを結び付ける重要な一歩である。
ミッションの主なハイライトは以下の通りである。
今回の訪問の成果は、商業化ロードマップの策定、共同研究資金の新しいモデル、スタートアップ・インキュベーションの枠組み、EU市場参入のための知的財産ライセンスの強化、共同研究開発の提案、機関研究者交流パートナーシップ、産学連携のためのパイロットプログラムなどが挙げられる。これらはすべて、DOSTによる全国的な包摂的イノベーション主導型開発の推進を力強く後押しすることが期待されている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部