2025年08月
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先進的半導体人材育成に向け米キーサイト社と提携 マレーシア科学大学

マレーシア科学大学(USM)は7月17日、米国のキーサイト・テクノロジーズ(Keysight Technologies)社との合意覚書(MoA)を締結し、電気電子工学分野における先進的な半導体人材育成に向けた国際的提携を開始したと発表した。

本提携は、マレーシアにおけるE&Eコンソーシアム(CEE)を代表するUSMが、北部地域を中心に即戦力人材の育成を推進する中で、産業界との連携を深化させるものである。USMは、キーサイト社の半導体基本設計及び測定ラボを導入し、業界標準のツール、シミュレーション、測定技術を盛り込んだカリキュラムを整備する。これにより、学生に対して国際水準のスキル習得機会を提供する。

MoA調印式には、USMのアブドゥル・ラフマン・モハメド(Abdul Rahman Mohamed)副学長ら関係者が出席し、キーサイト社からはイー・フエイ・シン(Ee Huei Sin)名誉社長、リム・ハン・シン(Lim Han Sing)副社長らが出席した。調印式後、両者は協力ロードマップや見識を共有する短いセッションを実施した。

今回の提携により、USMはキーサイト半導体学生認定プログラムの最初のグローバルコホートとなり、米国外で初の実施校となった。このパートナーシップは、産学連携を通じた教育分野におけるイノベーション推進への強い決意を反映しており、E&Eエコシステムにおける人材育成、影響力のある研究、持続可能な成長の基盤を築くものだ。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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