2025年09月
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自動車産業の人材育成でモンクット王工科大とMoUを締結 タイNSTDA

タイ国立科学技術開発機構(NSTDA)は8月5日、モンクット王工科大学ノースバンコク校(KMUTNB)と電気自動車技術および持続可能なバッテリー管理に関する研究開発と人材育成の了解覚書(MoU)を締結した。

調印式はタイのラヨーン県マプタプット市のKMUTNBビジネス・産業開発センターで行われ、NSTDAの電気自動車卓越センター(TECE)所長で国立エネルギー技術センター(ENTEC)エグゼクティブディレクターのスミトラ・チャロジロチクル(Sumittra Charojrochkul)博士と、タイ東部経済回廊イノベーション特区(EECi)の地域ベースおよび人材開発部門ディレクターであるピヤチャット・クリワニット・バートン(Piyachat Kriwanit Burton)氏が立ち会った。

今回の協力は、TECEとKMUTNBの産業研究人材育成センター(RTCI)が連携し、自動車産業に従事する起業家や学生、研修生を対象に人材育成を進めるものだ。このプログラムでは、国立電子コンピュータ技術センター(NECTEC)の知見を取り入れ、電気自動車の運用や保守に関する基礎知識を提供し、とくに電動駆動モーターの習得に重点を置く。さらに、ENTECの専門知識を活用し、電気自動車の点検や保守、使用済みバッテリーの処理を含む安全で持続可能なバッテリー管理を推進する。

NSTDAは今回の覚書を通じて、将来の自動車産業を支える人材の育成に取り組む。

(出典:いずれもNSTDA)

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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