インドネシア国家研究イノベーション庁(BRIN)は10月14日、オープンデータ、ビッグデータ、人工知能(AI)を社会に影響を与える知識へと統合することを目的とし、「データから知識へ:オープンリンクトデータ、ビッグデータ、AIの融合」をテーマに国際会議International Conference on Informatics, Control, and Intelligent Systems (IC3INA) 2025を10月15日~16日にZoomおよびBRINインドネシア公式YouTubeチャンネル開催すると発表した。
データ情報科学研究センター(PRSDI)のエサ・ペルカサ(Esa Perkasa)所長は、研究、産業、政策の分野横断的な連携には、誰もが利用できるオープンデータ標準とAI技術が欠かせないと説明した。「AIの支援により、膨大なデータを社会や産業に役立つ知識へと変換できるのです」と述べ重要性を強調した。
同所長はまた、若手研究者や学生に向けて、データやAIを活用したグローバル課題の解決への積極的な参加を呼びかけた。「データは21世紀の戦略的資源です。若い世代が協力して革新を起こし、データ駆動型研究を通じて課題解決に貢献することを期待しています」と語った。
IC3INAは研究者、実務家、政策立案者を集め、情報科学、制御、知能システム分野の最新動向を議論する学術フォーラムとして毎年開催されている。今回の焦点はビッグデータを有用な知識に転換する方法に置かれている。会議の主題設定は、世界的に増大するデータをオープンリンクトデータとして管理し、その相互運用性とアクセス性を高める必要に基づいている。
会議では、オープンリンクトデータとセマンティックウェブ、ビッグデータ分析と機械学習、AIとディープラーニング、データガバナンスと倫理、セキュリティ、データ駆動型政策立案やスマートソサエティなどのテーマが取り上げられる。経済協力開発機構(OECD)のAIオブザーバトリーや欧州オープンデータ研究所をはじめ、世界の主要大学やインドネシア系海外研究者らが招かれる予定である。同会議は、研究者・実務家にとって国際会議での発表機会や世界の専門家との交流の場となるだけでなく、AIやビッグデータ分野の最新動向を知る貴重な機会となる。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部