シンガポール国立大学(NUS)は11月12日、英国のデータ分析企業クラリベイトが発表したHighly Cited Researchers 2025において、同大学の研究者37名が選出されたと発表した。
Highly Cited Researchers 2025では、過去11年間にWeb of Scienceで上位1%の引用数に入る高被引用論文を複数執筆した研究者が選ばれる。今年は61カ国・地域の約1300機関から6868名が受賞し、うち3569名が分野横断的な影響力を持つと評価された。そのうちNUSから選出された37名の研究者の専門領域は生物学・生化学、化学、経済学・ビジネス、工学、免疫学、材料科学、神経科学・行動学、薬理学・毒物学、物理学など幅広い領域にわたる。
クラリベイト社のISI(Institute for Scientific Information)は、引用データに加え、他の定量的指標や定性分析、さらに専門家の判断を組み合わせた厳格な選定プロセスを用いていることから、Highly Cited Researchersは信用されるリストとなっている。
NUSのリウ・ビン(Liu Bin)副学長は「私たちは、世界に影響を与え、それぞれの分野の知識を進歩させ、科学とイノベーションの新たなフロンティアを切り拓いている優秀な研究者たちを大変誇りに思っています。彼らの業績は、NUSの研究力の強さと、世界に前向きな変化をもたらす上での役割を実証しています」と評価した。また、ISIのデイビッド・ペンドルベリー(David Pendlebury)氏は「リストはそれぞれの分野で顕著かつ広範な影響力を発揮しているNUSの優れた研究者を選出し、表彰するものです。彼らは研究における卓越性だけでなく、出版および引用慣行における誠実さも体現しています。これらの研究者は、世界の科学、技術、そして学術の未来を形作り続け、社会の進歩を促進するイノベーションを生み出し続けています」と述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部