シンガポールの南洋理工大学(NTU)は11月20日、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が公表した最新の学際科学ランキング(Interdisciplinary Science Rankings)で世界5位に入ったと発表した。

(出典:NTU)
このランキングは、大学が学際的な研究をどの程度実践しているかを、研究資金、運営プロセス、成果(出版物、研究の質、評判)から評価するものだ。上位は米国の大学が占め、マサチューセッツ工科大学(MIT)やスタンフォード大学などが並ぶ中で、NTUはシンガポールおよびアジアで唯一のトップ5入りとなった。
NTUは学際研究を強化する多くの研究所・センターを設置しており、100名を超える教員が複数の学部・学科にまたがる兼任を行うことで、異なる専門領域を融合した研究を進めている。教育面でも学際性が重視されており、博士課程では学際大学院プログラムを通じ、学生が1分野に限定されない研究テーマに取り組む機会が提供されている。また学部段階から、必修の学際的共同コア科目を設け、早期から分野横断的な学習を促している。
NTU副学長のクリスチャン・ウォルフラム(Christian Wolfrum)教授は、NTUがTHEの学際科学ランキングでトップ5に入ったことは、学際的研究と教育においてNTUが積み重ねてきた成果だと説明するとともに、社会や世界における最難関課題に対処するための解決策は分野横断的な中にあり学際性がNTUの核であると強調した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部