2025年12月
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スマートで持続可能な都市づくりロードマップを2都市に引き渡し フィリピン

フィリピン科学技術省(DOST)は11月26日、フィリピンのマニラ首都圏にあるパシッグとカローカンに対し、スマートで持続可能なコミュニティ形成を支援する科学、技術、イノベーション(STI)ロードマップを引き渡したと発表した。

(出典:DOST)

DOSTが両都市と共同で作成したロードマップは、2025年地域科学、イノベーション、テクノロジー週間の開会式において引き渡された。スマートで持続可能なコミュニティ形成は、学生や労働者、都市部の農家や漁師、高齢者、障害者など多様な市民のためにあり、包括的な科学技術に基づくソリューションによって、フィリピン人の生活実態の深い理解につながるとしている。

本ロードマップは、スマートで持続可能なコミュニティプログラム(SSCP)とイノベーション・科学技術による地域技術基盤開発加速プログラム(iSTART)を通じて、持続可能な都市開発のためのエビデンスに基づく政策立案や戦略的な科学技術投資を含むものとして策定された。パシッグのロードマップ「AGOS Pasig」では、包括的でスマートかつ持続可能なガバナンスの原則に基づいた都市の構築に向けて2030年までの取り組みがまとめられている。カローカンのロードマップ「KILOS」には、スマートで持続可能な都市を構築するために2028年までに実行する科学、技術、イノベーションに基づく取り組みがまとめられている。

DOSTはこれまでに国内116の地方自治体と連携し、各自治体独自のロードマップを作成し、農業、ガバナンス、輸送などの分野でスマートソリューションの導入を進めてきた。これらの取り組みは人間の幸福、富の創造、富の保護、持続可能性という4つの戦略的柱を通じて、科学に基づいた革新的で包括的なソリューションを提供することを目指している。これらの柱は、「OneDOST4U:すべての人ための解決策と機会」というDOSTのスローガンを体現している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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