2026年02月
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研究イノベーションと政策立案を結ぶ、FKRIキックオフ会議開催 インドネシア

インドネシア国家研究イノベーション庁(BRIN)は1月18日、研究イノベーションと政策立案を結ぶ枠組みとして、2026年研究イノベーションコミュニケーションフォーラム(FKRI)のキックオフ会議をジャカルタで開催したと発表した。

政策における科学技術の活用には、研究イノベーションが統合的かつ協調的に管理されるエコシステムが必要であるとされている。BRINは、国家研究・イノベーションエコシステムの強化には、省庁・機関横断での政策、研究、イノベーション計画の同期化、統合、連携が不可欠であるとの認識を示した。

同庁によると、FKRIは、国家研究・イノベーションエコシステムに関わる関係者の認識を統一し、調整と連携を強化するための戦略的プラットフォームと位置付けられている。BRINの変革は、研究機関としての能力強化に加え、サービスガバナンスの改善、研究アジェンダの統合、研究イノベーション成果の政策活用を含むとしている。

BRINのアリフ・サトリア(Arif Satria)長官は、計画が十分に統合されていない状況や調整の不足が、研究成果の政策への関連性や影響力を低下させる可能性があると指摘した。その上で、「調整されたニーズ特定のプロセスにより、研究の重複を回避し、資源効率を高め、国家研究・イノベーションアジェンダが確立された開発優先課題に確実に対応することが期待されます」と述べた。

さらに同長官は、研究・イノベーションエコシステムの強化は、国家長期開発計画(RPJPN)、国家中期開発計画(RPJMN)、政府活動計画(RKP)といった国家開発計画の枠組みに沿って進められる必要があると説明した。BRINは、FKRIを通じて研究イノベーションのアジェンダを国家開発政策の方向性と整合させるとともに、大統領の指示を研究イノベーションの計画および実施のサイクルに統合する方針を示している。

同長官は「このフォーラムは議論の場であるだけでなく、科学技術に基づく国家開発政策を実現するための政策統合と共通のコミットメントを推進する手段でもあります」と述べ、政府関係機関間の調整と連携の重要性を強調した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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