2026年03月
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2025年に動物、植物、微生物など51新種を発見 インドネシアBRIN

インドネシア国家研究イノベーション庁(BRIN)は2月2日、生物群集学・進化研究センター(PRBE)の研究者らが2025年に動物32種、植物16種、微生物3種の計51種の新種を発見したと発表した。

今回確認された51種のうち49種はインドネシア原産で、残る2種の内1種はニューカレドニア原産の微細藻類、もう1種はベトナム原産の甲殻類だ。新種には、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、軟体動物、顕花植物など、さまざまな生物群が含まれている。標本はインドネシアのジャワ島、スマトラ島、カリマンタン島、スラウェシ島、マルク諸島、パプア島など各地で採取され、2025年を通じて国際学術誌に掲載された。これにより、同国の生物多様性データベースがさらに強化された。

植物ではベゴニア属など16種を同定した。動物では昆虫、魚類、両生類、爬虫類、軟体動物など多様な分類群にわたり32種を確認した。さらに微生物3種も新たに報告された。多くは特定地域にのみ生息する固有種であり、生物資源の保全や持続可能な利用に向けた基礎資料となる。

PRBEのアリフ・ヌルカント(Arif Nurkanto)代表は、2025年に発見された数十種の新種は、生物資源の研究や調査、保全の重要性について新たな視点を示すものであり、絶滅の速度が加速する中で、今回の科学的発見は希望となると語った。BRINは今後も科学研究を通じてインドネシアの生物多様性の解明と保全に貢献すると表明している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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