ベトナム政府は、同国の高等教育機関・職業教育機関において、対面または遠隔形式で教育・研究活動などに従事する外国人および在外ベトナム人の専門家・科学者を誘致する計画を発表した。本計画は、3月31日付の首相決定530/QD-TTgにより承認された。
本計画は、ベトナムにおける高度人材誘致・活用に向けた関連制度の整備を行うとともに、科学技術力の強化、高度人材の育成、イノベーション能力の向上、教育・研究における国際連携の促進を目的としている。これにより、2035年までにベトナムの教育・研究水準を地域および世界において先進的なレベルへ引き上げることを目標としている。
誘致計画の具体的内容としては、2035年までに、教育、研修、科学研究、技術移転、特に重要技術および戦略的技術分野において画期的な成果を創出するため、研究活動などで主導的役割を担うことのできる優秀な外国人または在外ベトナム人の専門家・科学者を少なくとも30人誘致する方針である。
また、高等教育機関・職業教育機関においてフルタイムで勤務し、重要・戦略的・優先技術分野において研究チームのリーダーなどを担う能力を有する人材を500人誘致することを目指す。加えて、フルタイムまたは遠隔で教育・研究・共同研究に従事する人材についても1,500人誘致することを掲げている。
これらの目標達成に向け、ベトナム政府は、制度的枠組みや政策メカニズムの改善に加え、広報の強化と国家イメージの向上、専門的かつ近代的な研究環境の整備、デジタルトランスフォーメーション(DX)や科学技術、人工知能(AI)の活用促進などを進める方針である。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部