2026年05月
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AI・半導体など10大技術分野を国家重点領域に設定 ベトナム首相

ベトナム政府は5月7日、戦略技術リストと戦略技術製品リストを決定した。リストでは、人工知能(AI)、ビッグデータ、デジタルツイン、クラウド、IoT、ブロックチェーンなどを含むデジタル技術を筆頭に、次世代移動通信、ロボット・自動化、先端バイオ・医療、先端エネルギー・材料、半導体チップ、サイバーセキュリティ・量子、海洋・地下、航空・宇宙、高速鉄道・都市鉄道の10大技術分野を、国家として重点的に育成する戦略領域に位置付けた。

あわせて、30件の戦略技術製品も示された。製品リストは2分類で構成され、第1群は、既に市場があり経済発展に直接的な効果をもたらす製品として、ベトナム語大規模言語モデル、仮想アシスタント、エッジAIカメラ、デジタルツイン基盤、クラウド基盤、5G/5G-Advanced機器、産業用ロボット、スマート製造基盤、重要インフラ向けサイバーセキュリティ、次世代ワクチン、細胞治療、3Dプリンティングによる個別化医療製品、スマートバイオセンサー、農畜水産向けバイオ製品、先端材料、蓄電池、グリーン水素、炭素回収・利用・貯留などを挙げた。第2群は、将来の成長基盤や安全保障・防衛上の自立性に関わる製品で、専用チップ、量子通信・量子計算・量子センシング、レアアース等の高度加工、深海・洋上エネルギー、小型モジュール炉、地球観測衛星、高速鉄道関連システムなどを含む。同決定は2026年7月1日に発効する。

さらに5月11日には、レ・ミン・フン(Le Minh Hung)首相が、決定第808/QD-TTgに基づき、10の省庁・中央機関に20件の主要な戦略技術開発タスクを割り当てた。各省庁は2026年6月30日までに詳細な実施計画を提出し、科学技術省が進捗管理と成果評価を担う。農業・環境分野では遺伝子・バイオ技術を用いた次世代作物・家畜品種、農業トレーサビリティ、保健分野では次世代ワクチン、細胞治療、個別化医療、産業・貿易分野では電力システム高度化、スマート物流、国内製造力強化などが対象となる。また、建設省は高速鉄道技術、教育訓練省はAIを組み込んだ国家教育基盤、公安省は安全な国内クラウド基盤、科学技術省は自立的AI能力と次世代5G基盤、ベトナム科学技術アカデミーは地球観測衛星群、国家銀行は銀行監督・金融リスク管理へのAI応用を担う。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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