マレーシア科学大学(USM)は6月1日、同大学の学生・関係者らが、ペナン州バリク・プラウのマングローブ林Hutan Paya Laut(Petak Arboretum)で5月17日に開かれた「Trip 4 Trees」マングローブ植樹プログラムに参加し、環境の持続可能性、地域社会との連携、ブルーカーボンへの意識向上を推進したと発表した。
同プログラムには、USM、JKSボルツバン(JKS Voltsvan)社、ペンギン・ソリューションズ(Penguin Solutions)社、ペナン島市議会(MBPP)、地域コミュニティーから計357人が参加した。取り組みは、USMグローバル持続可能性研究センター(CGSS)副所長で環境保護・教育ハブ(EPEHub)コーディネーターのン・テアム・フー(Ng Theam Foo)准教授と、USM再生可能エネルギー・エネルギー効率・グリーン技術教育訓練センター(CETREE)上級研究員のモハド・スクリ・シャフィー(Mohd Sukri Shafie)博士が共同で調整した。
USMからはグリーン・アンバサダーズ(GA)、EPEHub@CGSS、ティルティング・フューチャーズ(TF)の関係者が中心となり、GAとUSMの学生58人が参加した。さらにTFの「Take Action Lab」から留学生30人が加わり、気候変動対策プログラムに国際的な広がりを添えた。
同准教授は、マングローブ生態系が炭素の吸収・隔離で重要な役割を果たし、気候変動への対処でブルーカーボンに寄与する重要な生態系であると説明した。参加者は再生活動を通じ、ペナンの沿岸生態系の回復と保全に取り組んだ。
開会式にはMBPPのラジェンドラン・P・アンソニー(Rajendran P. Anthony)市長が来賓として出席した。同市長は、植樹は単なる緑化活動ではなく、環境の持続可能性を確保する集団的責任の表れだと強調した。今回はMBPP景観部門が1万本、ペンギン・ソリューションズ社が3750本の苗木を提供し、計1万3750本の植樹を完了した。雨天にもかかわらず、参加者は泥の沿岸域で作業しながら生態系の重要性を学んだ。この成功は、環境保全と持続可能な未来の促進に、大学と若者コミュニティーが重要な役割を果たすことを示した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部