2026年07月
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メタサーフェス技術を電磁界測定やRFイメージングに活用 インドネシアBRIN

インドネシア国家研究イノベーション庁(BRIN)は6月10日、同日オンライン開催されたSISTEMウェビナー第2回で、次世代無線通信システムへの応用を視野に、電磁界(EM)測定や無線周波数(RF)イメージングに用いるメタサーフェス技術の進展が議論されたと発表した。

同ウェビナーは、「電磁界測定とRFイメージングのためのメタサーフェスに基づく技術」をテーマに、Zoom MeetingとBRIN IndonesiaのYouTubeチャンネルを通じて開催された。メタサーフェス技術は、電磁界分布をリアルタイムで2次元的に可視化する革新的な方法として注目されている。また、電波分布、波の到来方向、偏波特性をマッピングできるパッチアンテナに基づくメタサーフェスセンサーも紹介された。

BRINエレクトロニクスリサーチセンター(PRE)所長のユスフ・ヌル・ウィジャヤント(Yusuf Nur Wijayanto)氏は、従来の電磁界分布測定やRFイメージングでは一般に機械的なプローブ走査が用いられ、時間がかかるうえ、測定対象の電磁界に干渉する可能性があると説明した。同氏は、メタサーフェスに基づくセンサー技術について「機械的な動きを必要とせず、電磁界情報をリアルタイムで取得し可視化できる革新的な解決策を提供します」と述べた。

ウェビナーには、電磁気学とメタサーフェス技術を専門とする金沢大学の八木谷聡(Satoshi Yagitani)氏と、PREのエリック・マディオ・プトロ(Erik Madyo Putro)氏が登壇した。八木谷氏は、電磁界分布を2次元かつほぼリアルタイムで可視化できるメタサーフェスセンサーの発展を紹介し、電磁干渉(EMI)診断、アンテナ特性評価、教育ツールへの応用可能性を示した。

プトロ氏は、より単純でコンパクトなRF電磁界イメージングに向けた、パッチアンテナに基づくメタサーフェスセンサーの開発について議論した。この技術は、複雑な測定構成なしに電波分布、波の到来方向、偏波特性を可視化でき、無線通信システムの開発や電磁両立性(EMC)試験に有望な解決策となる。ウィジャヤント氏は、同ウェビナーがメタサーフェスセンサーの基本原理への理解を深め、協力機会を開くことに期待を示した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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