2026年07月
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QS世界大学ランキングで世界12位に シンガポール南洋理工大学

シンガポールの南洋理工大学(NTU)は6月18日、同大学がQS世界大学ランキング2027で世界12位となり、2年連続で世界トップ15を維持したと発表した。

(出典:NTU)

ランキング上位層で最も若い大学であるNTUは、国際的な評価を強めており、学術的評価と雇用者評価の両指標で改善が示された。留学生指標でも高い成果を上げ、多様でグローバルな学生を引き続き引き付けていることを示した。

NTUの副学長兼プロボストであるクリスチャン・ウォルフラム(Christian Wolfrum)教授は、今回の結果は同大学がNTU2030計画の実施を始める時期に得られたものだと述べた。同計画は、大学の価値は引き付ける人材の質と、その人材がその後に何を成し遂げるかによって測られるという考えに基づく。NTUは、各分野の最前線で研究に取り組み、活力と独創性をもたらし、AIが活用される世界でどのように教えるかを見直す意欲を持つ研究者を積極的に採用している。

この取り組みの柱の一つが、優れた人材の獲得と育成だ。NTUは南洋アシスタント・プロフェッサーシップ・プログラムなどを通じ、各分野の複雑で影響の大きい課題に取り組む有望な若手研究者を採用している。研究は同大学の知識創造の原動力であり、研究者は画期的発見やイノベーション、現実世界の課題解決につながる大胆で学際的なアイデアを追求している。

こうした人材重視の姿勢は、NTUが進める教育全体の変革とも密接に結び付いている。NTUは、上海軟科の世界大学学術ランキングにおいてAI分野で世界1位となった評価を基盤に、2030年までに学部課程の40%に人工知能(AI)を組み込むことを目指す。これにより、この規模で教育にAIを導入するシンガポール初の大学となる。

QSのシニア・バイスプレジデントであるベン・ソウター(Ben Sowter)氏は、QS世界大学ランキングは学術的卓越性を比較評価し、学生、研究者、機関の意思決定を導く重要な手段であり続けていると述べた。NTUは6月16日に発表された米国のUS News & World Reportのベスト・グローバル大学ランキング2026-2027でも1つ順位を上げて世界27位となり、アジアで4番目に高い順位の大学となった。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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