2026年07月
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AIやロボット融合で金属・エンジニアリング産業の未来を築く フィリピン

フィリピン科学技術省(DOST)は6月22日、同省金属産業研究開発センター(DOST-MIRDC)が18日、アラバンで国際金属・エンジニアリング会議(IMEC)2026を開催し、金属・エンジニアリング産業の未来を支える融合技術について議論したと発表した。

(出典:DOST)

DOST-MIRDC創立60周年の節目となった同会議は、「デジタル変革を超えて:インテリジェントで持続可能な金属・エンジニアリング産業のための融合技術」をテーマに、政府、産業界、学術界、研究機関の関係者を集めた。DOSTのレナート・U・ソリダム(Renato U. Solidum Jr.)科学技術相は、課題は単なる新技術の導入ではなく、国家の発展に向けて専門性と人材を融合させることだと述べた。

同相は、センサーで温度、pH、塩分濃度、溶存酸素を収集・分析し、エビ養殖池の水質を自動監視・制御するiPOND、フィリピン海軍向け50口径機関銃用自動銃架BUHAWI、フィリピン陸軍向け国内開発自動兵器システムCOBRAを紹介し、フィリピン人が国家ニーズに応える世界水準の技術を開発できることを示す例だとした。

DOST-MIRDCのロバート・O・ディゾン(Robert O. Dizon)所長は、人工知能(AI)、自動化、ロボット工学、積層造形、スマート材料、データ分析、グリーン技術が一体となり、働き方や産業の築き方を変えていると強調した。国際基調講演では、米国のスティーブ・チャン(Steve Chan)博士、韓国のキム・ドンソン(Dong-Seong Kim)教授、台湾のアルン・クマール・サンガイア(Arun Kumar Sangaiah)教授、豪州のアルテム・レンスキー(Artem Lenskiy)教授、米国Meta社の研究科学者ジムソン・ンジオ(Jimson Ngeo)博士が登壇した。

並行セッションでは、金属加工、積層造形、インダストリー4.0、新興技術、ロボット工学・防衛関連応用の研究が発表された。最優秀論文賞は、フィリピン大学ロスバニョス校のガブリエル・ジョン・デ・レオン(Gabriel John De Leon)氏らの衣料品下請け業務のシミュレーション評価研究が受賞した。同研究は、集中生産または内製モデルでリードタイムを80%超短縮し、物流コストを下げられることを示した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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