タイのマヒドン大学(Mahidol University)は7月23日、同大学の幹部代表団が韓国・ソウルで開かれた「タイ・韓国ビジネスフォーラム:バイオヘルス、医療技術、ウェルネス、未来食品」に参加し、タイを医療・ウェルネス・イノベーション拠点として位置付ける国家戦略を支援するため、韓国の主要企業、研究機関、医療関連組織と研究・産業連携の可能性を探ったと発表した。
フォーラムは7月22、23日に開催され、同大学のピヤミトル・スリタラ(Piyamitr Sritara)学長らが参加した。タイ高等教育・科学・研究・イノベーション省(MHESI)からは、ヨドチャナン・ウォンサワット(Yodchanan Wongsawat)副首相兼同相と、スパチャイ・パトゥムナクン(Supachai Pathumnakul)次官らが出席し、バイオヘルス、医療技術、ウェルネス、未来食品における両国間の投資、研究、イノベーション協力の強化を図った。
同大学代表団は、韓国の主要企業、研究機関、医療関連組織と、医療技術、デジタルヘルス、バイオテクノロジー、医療向け人工知能(AI)、栄養学、情報技術、研究開発(R&D)における連携を協議した。研究成果の商業利用への展開や技術移転、産業界とのイノベーションの共同創出についても意見を交わした。
同学長と、グローバル・パートナーシップ・大学評議会担当副学長のノプラエヌ・サジャラックス・ディラティティ(Nopraenue Sajjarax Dhirathiti)教授、情報通信技術学部の幹部らは、韓国の大手情報通信技術企業KTコーポレーションと会談した。学生と教職員のAI能力を高め、高等教育へのAI導入を促すAIリテラシー分野での連携を検討した。
23日には、同大学代表団がMHESI代表団とSKバイオサイエンス社を訪れ、先進的なバイオテクノロジー施設、スマート・バイオ製造システム、生物学的製剤の生産工程を視察した。双方は知識を交換し、研究開発における今後の連携を探った。同大学は韓国の主要機関・産業界との戦略的連携を拡大し、研究の卓越性やイノベーション、技術移転を強化して社会に意義ある成果をもたらすとともに、タイをアジアの医学、健康科学、イノベーションの地域拠点とする構想を支援していく。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部