2026年08月
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中国・東北大学と重要鉱物産業に関する共同研究所設立へ インドネシアBRIN

インドネシア国家研究イノベーション庁(BRIN)は7月29日、中国の東北大学(NEU)と、BRINの持続可能な産業・製造システム研究センター(PRSIMB)およびNEUの循環経済研究センター(CRCE)が運営し、鉱物産業に関する共同研究、研究者交流、科学論文の発表、技術開発の基盤となる共同研究所を設立すると発表した。

インドネシアには、電池、電気自動車、将来のエネルギー技術産業に不可欠なニッケル、コバルト、レアアース(希土類)などの重要鉱物が豊富に埋蔵されている。PRSIMBのヌグロホ・アディ・サソンコ(Nugroho Adi Sasongko)センター長は、鉱物を基盤とする産業には、下流工程で高付加価値かつ効率的で持続可能な製品を生産するため、冶金、先端材料、スマート製造分野の研究支援が必要だと指摘した。

共同研究所では、両機関に共通するスマート製造、冶金、循環経済、鉱物産業の研究を進め、人材能力の向上も図る。NEUは鉱山工学、冶金、人工知能(AI)を用いた材料設計に専門性を持ち、浙江華友鈷業(Zhejiang Huayou Cobalt Co., Ltd.)社はインドネシアで電池材料産業を開発した経験を持つ。PRSIMBは、この協力によって研究活動への産業界の関与を強化する機会が開かれることにも期待している。

4年間の協力では、研究活動、研究者交流、共同研究施設の開発、科学論文の発表を盛り込んだ共同作業計画と、協力プログラムの実施指針となる運用計画を策定する。30日に開催予定の国際セミナーでは、国家経済評議会のルフット・ビンサル・パンジャイタン(Luhut Binsar Panjaitan)議長とNEUのシュー・ウェイ(Xu Wei)副学長が基調講演し、BRIN、NEU、同社、バンドン工科大学、インドネシア大学の研究者がスマート製造、冶金、電池材料、ナノテクノロジー、鉱物産業の下流工程に関する研究の進展を発表する。

BRINのアリフ・サトリア(Arif Satria)長官は「両機関の研究能力を結集し、産業界のニーズに関連する技術の開発を目指します。科学的知識を豊かにするだけでなく、国内産業の発展にも役立つイノベーションを期待しています」と語った。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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