2026年09月
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海外在住ベトナム人AI専門家が帰国せず参加できるネットワーク設立 ベトナム

ベトナム科学技術省(MoST)は8月4日、海外の専門家が帰国せずに国内の課題やプロジェクトに参加できる「ベトナム・グローバル人工知能(AI)専門家ネットワーク」を設立したと発表した。

ネットワークは、AIの研究、開発、応用、ガバナンス、商業化、政策立案の資格と経験を持つベトナム人科学者、専門家、管理者、起業家、海外在住ベトナム人を結ぶ。国内外の知識を動員し、ベトナムの実際の課題に関わる科学技術・イノベーション活動に直接貢献できる高度なAI専門家集団の形成を目指す。研究開発、技術応用、高度人材育成を連携させ、医療、教育、スマートシティー、サイバーセキュリティー、国家データベースなどで、戦略的に重要なAIモデル、プラットフォーム、製品の形成も支援する。

開放性と柔軟性を原則に国内外の専門家や組織を幅広く結び、ベトナム、地方、企業の実際の課題への解決策、応用志向の取り組み、社会経済的価値の創出を促す。国内外の多様な資源を結び、国際協力と官民連携も推進する。国家科学技術開発基金は、政府機関、組織、企業から助言やAIの研究開発・応用に関する需要を受け付け、適切な専門家と結ぶデジタル基盤と専門家データベースを構築・運用する。

ヴー・ハイ・クアン(Vu Hai Quan)科学技術相は、大学、研究機関、企業など、人材を育成し引き付ける組織自身に主導権を与え、国は各組織に代わって人材を採用するのではなく、支援制度の構築に注力すべきだと述べた。ベトナム国家大学ホーチミン市校の「VNU 350プログラム」は、海外から博士号取得者100人近くと客員教授100人近くを呼び込んだという。

同相は「科学者を呼び戻すのは高い給与だけではなく、優秀な学生、設備の整った研究室、質の高いプロジェクト、有能な同僚がいる、能力を伸ばせる適切な環境がより重要です」と指摘した。人材は科学技術・イノベーションの成功を決める要因であり、同ネットワークはMoSTが段階的に実施する試行策の第一歩だと説明した。効果が上がれば、優秀な人材を帰国させるのではなく、世界各地から国の発展に参加できる仕組みになるとの見方を示した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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