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UBTECH、新型ヒューマノイド発表 「人と機械の共生」戦略も提示

JST北京事務所 2026年07月07日

 UBTECH(優必選)は6月30日、2026年グローバル発表会を開催し、超生体模倣ヒューマノイドロボットの新製品を披露した。同社創業者で取締役会会長兼CEOの周剣氏は、社会実装を見据えた「人と機械の共生」戦略を発表した。

 同社が発表したフルサイズの超生体模倣ヒューマノイドロボット「優世界U1」シリーズには、上半身モデルの「U1 Lite」、ハイスペック全身モデルの「U1 Pro」、高機動全身モデルの「U1 Ultra」の3機種が含まれる。このうち、「U1 Lite」の価格は11万9800元(1元=約24円)、「U1 Pro」は16万9800元、「U1 Ultra」の男性モデルは99万元、女性モデルは88万元となっている。

 シリーズ全体での累計受注は、オンライン・オフラインの全チャネルで1万3361台を超えた。会場では、女性型ロボットが人間の男性とワルツを踊るパフォーマンスや、男女のロボットがファッションショーのようにステージを歩く姿が披露された。

 周剣氏は「人と機械の共生」戦略を発表し、人と機械の共生が3段階を経て進むというビジョンを示した。まず、①危険で反復的な労働を代替し、次に②生活に浸透してサービスを提供し、最終的に③人と機械が深く融合し、境界がなくなっていくとした。

 ロボットの普及については、人々の仕事を奪うという点がよく議論されるが、周剣氏は、社会の分配システムの再構築を促す可能性があると指摘した。その上で、将来、人間の収入は①基礎保障、②創造的収益、③ロボットからの配当の3種類から成り、人々が技術の恩恵を共有するようになるかもしれないと語った。

 また周氏は、同社が進めてきた20年ロードマップに触れ、2012年から2022年までの第1段階では中核技術の開発と産業現場への導入に注力し、2023年から2033年までの第2段階ではヒューマノイドロボットを日常生活の一部にすることを目指すと説明した。その上で、人と機械が共生する都市において、①AIスマート端末、②新質生産力のプラットフォーム、③都市の情報基盤の3つの面で中核的な役割を果たす企業になるとの目標を述べた。

 同社は今後、家庭・産業・商業の3分野で展開していく方針で、2026年から2036年にかけて、中国の超生体模倣ロボット市場が100億元クラスから1兆元クラスへと拡大するとみている。

「優世界U1」シリーズは、人に近い動作や対話を実現するための技術を特徴としている。同社によると、88の自由度を備え、人間の基礎動作の90%をカバーできるという。また、感情に特化した大規模AIモデルや記憶データベース「Agent Memory OS」を搭載し、感情認識や利用者の状態に応じた応答を想定している。

 

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