科学技術
トップ  > 中国 コラム&リポート 科学技術 >  中国「科交会」開催 初公開・初展示が過去最多

中国「科交会」開催 初公開・初展示が過去最多

Science Portal China編集部 2026年05月18日

 中国安徽省合肥市で4月26日から28日まで、第4回中国科学技術イノベーション成果転化交易会(以下「科交会」)が開かれた。892件の最新科学技術成果が初公開・初展示され、過去最多となった。

 科交会は安徽省政府主催の国家級イベントで、2021年に創設。今回の会場面積は約2万800平方メートルで、約600の企業・機関が出展し、来場者は約2万人に上った。

 今回は上海市が初めて主賓として参加し、長江デルタ地域の技術開発を紹介する展示エリアが新設された。

 主催者によると、今年は4244件の成果が集まり、このうち2871件が展示された。初公開・初展示は全体の3割超を占めた。

 会場では、マルチモーダルAIやスマートセンシングの活用事例のほか、核融合、量子技術、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)などの研究成果が展示された。研究段階の技術が実用化に移行しつつある動きも示された。

 初公開の「高効率新型スクリュー圧縮機技術」は、水素エネルギーや核融合分野での活用を想定した設備として紹介された。中国科学院理化技術研究所の研究員は、「この自主開発技術は、商業宇宙分野の液体水素製造、制御核融合実験、大型科学装置の超伝導加速器運転などで重要な役割を果たしている」と説明した。

 科交会には、国家部門、有力大学・研究機関、ハイテク企業、投融資機関など、幅広い機関が参加してきた。これまでに科学技術成果の事業化案件を累計780件成立させており、契約総額は約2300億元に達している。

 

上へ戻る