2022年03月07日-03月11日
トップ  > 科学技術ニュース >  2022年03月07日-03月11日 >  中国、2030年前後に火星のサンプルリターンを実施へ

中国、2030年前後に火星のサンプルリターンを実施へ

2022年03月11日

 中国は昨年、火星探査「天問1号」任務の遂行に成功した。火星探査車「祝融号」が火星の表面に安定的に着陸するとともに、巡回・探査を開始し、中国の深宇宙探査の第1歩を踏み出した。全国政治協商会議常務委員で、中国月探査プロジェクトチーフデザイナーの呉偉仁氏は、中央広播電視総台の独占取材に対し、「今後の主な任務の一つは、深宇宙の小惑星の探査を行い、サンプルを採取しそれを持ち帰ることだ。小惑星のサンプル採取後、さらに2030年前後に火星のサンプルリターンを行う」と述べた。

 月のサンプルリターンと比べると、数億キロメートル離れた火星のサンプルリターンはより難しい。これには、より推力の大きなキャリアロケットが必要だ。そして積載能力の向上は、深宇宙探査計画に翼を添え、より高くより遠くに飛べるようにするようなものだ。

 呉氏は、「まず大推力のキャリアロケットの問題を解決し、火星でのサンプル採取を実現することだ。当然ながら、その後は、木星もしくは太陽系のその他の惑星の通過探査を計画している。2049年に100天文単位(AU)を飛行し、地球から150億キロメートル離れた場所への到達を目指す。そのため太陽系外縁の探査実現を目指している」と述べた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます
 

中国科学技術ニューストップへ
上へ戻る