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大型旅客機C919、商用定期運航を開始

2023年06月15日

 中国の国産大型旅客機「C919」がこのほど。初の商用運航となる定期便の運航を終えた。同機は商用運航を行うだけでなく、国内の民用旅客機産業チェーンの全体的発展を力強くけん引する役割も果たし、さらには中国航空工業の産業高度化もけん引することになる。人民網が伝えた。

大型旅客機が注目を集める理由

 C919は中国が初めて国際的な耐空性標準に基づいて独自開発した幹線用ジェット旅客機だ。2007年にプロジェクトがスタートし、17年に初飛行が行われ、22年9月にすべての耐空証明を取得し、中国民用航空局が発行する型式証明を取得。22年12月9日に中国東方航空に引き渡された。その後、100時間の検証飛行が行われ、予定路線で運航する能力を確認する全面的な検査が行われた。

 開発・製造を担当した中国商用飛機の魏応彪副総経理は「これまでの数世代の人々の努力により、中国の民用航空輸送市場が初めて独自開発の幹線用ジェット旅客機を持つようになり、大型旅客機事業が大規模・システム化発展の新たな道のりを歩み始めた」と述べた。

 22年末現在、C919は企業32社から1035機の注文を獲得した。23年も注文が増えており、4月には海航航空集団公司との調達合意を結んだ。

新たな産業が誕生

 大型旅客機は、一国の科学技術力、工業水準、総合力が集中的に体現されるものとされる。C919の商用運航と大量生産がスタートすれば、航空機製造産業チェーン全体の発展をけん引することになる。

 中国民航大学航空経済研究所の李暁津所長は「C919の初飛行は単に1製品が誕生しただけでなく、1つの産業が誕生した意味合いがより強い。大型旅客機は航空分野の発展ニーズに応えるだけでなく、多くの基礎学科の重要な進展をけん引し、新材料や現代型製造業、先進エンジン、電子情報、自動制御、コンピューターなどの分野の重要技術がまとまってブレークスルーを達成するのを後押しし、多くのハイテク産業の発展をけん引することにもなる」との見方を示した。

 C919の目録上の単価は6億5300万元(1元=約20円)で、商用化運営と市場化した大量生産が実現すれば、川上・川下企業にビジネスチャンスをもたらし、中国航空工業の産業チェーンの全面的高度化をけん引することになる。

 専門家の分析によると、現在の大型旅客機の投入産出比率を1対80として計算すると、C919の国産化率が変わらなければ、国産大型旅客機は産業チェーンの中の企業に対し、1兆元規模の巨大市場をもたらす可能性がある。国産化率が上昇すれば、産業チェーンとサプライチェーンがさらに次の段階に進み、中国の航空工業発展に新たな原動力を注入することになる。

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