2023年09月11日-09月15日
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北方地域の稲作の課題を解決する研究センター、黒竜江省に完成

2023年09月11日

 中国初の国家級北方水稲重要科学研究プラットフォームである中国水稲研究所北方水稲研究センターが5日、黒竜江省宝清県に完成した。力を集約し、リソースを統合することで、北方地域の稲作における重要な科学的課題の解決に取り組み、産業の高度化や質と効率の向上を後押しする。新華社が伝えた。

 中国農業科学院は2020年、中国北方地域の水稲科学技術イノベーション能力を全面的に高め、水稲生産における土地退化などの課題を解決するため、同センターの建設を開始した。

 中国工程院院士(アカデミー会員)で中国水稲研究所所長の胡培松氏によると、同センターは建設後、水稲育種やわらの土地への還元、黒土地保護などの研究を次々と実施。1~2級レベルの良質な米を栽培したほか、寒冷地の耐倒伏性早熟高生産量うるち稲120種を栽培した。またオーダー型農業のスタイルで、浙江省嘉興市の五芳斎と協力し、もち米品種を栽培して普及させた。研究開発した寒冷地の茎全量土地還元徐放マルチ効果総合技術は、すでに約1万3000ヘクタールで導入されている。

 同センターは今後、稲作技術イノベーションのリーダーシップを発揮し、稲作産業の発展に影響を及ぼす科学的課題の解決に取り組む。そして、制度とメカニズムの改革を深化させ、科学技術イノベーションの活力を高める。全産業チェーンのリソースイノベーション、品種イノベーション、稲作技術イノベーション、農産物検査・加工イノベーションを促し、産学研が一体化した新たな研究開発機関の完成を加速させる。また、地方の経済・社会発展に貢献し、農村の全面振興を後押しする。さらに地方政府や科学研究機関、大学などとの協力を強化することで、北方稲作産業の科学技術イノベーションと科学技術サービス活動を支えていく。

 
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