中国農業科学院深圳農業ゲノム研究所(嶺南現代農業科学・技術広東省実験室深圳サブセンター)は、中国内外の複数機関と協力し、これまでで最も短いパクリタキセルの生合成経路を構築した。人民日報海外版が伝えた。
パクリタキセルは植物由来の抗がん薬として知られる。自然界の生産量が少なく、単一のソースからのみ得ることができる。一方、その生合成経路は複雑で、半世紀にわたり完全には解析されていなかった。
今回の研究はゲノミクス、メタボロミクス・メタボノミクス、生物化学などの技術的手段を総合的に利用し、パクリタキセルの生合成における複数の重要候補遺伝子のスクリーニングを行い、2種類の酵素を発見し、植物中のオキセタン構造を形成する触媒反応メカニズムをさらに解析した。研究者はこれを踏まえ、パクリタキセルの工業化生産における前駆物質である「バッカチンIII」の生成に成功した。