2024年03月25日-03月29日
トップ  > 中国 科学技術ニュース >  2024年03月25日-03月29日 >  中国の電動マイクロバス、エチオピアを走る

中国の電動マイクロバス、エチオピアを走る

2024年03月25日

 エチオピアの首都アディスアベバで、ドライバーのアダムさんが運転しているのは、最近買い替えた真新しい電動バスだ。中国の廈門金竜旅行車有限公司が製造したもので、コンプリート・ノックダウン(CKD)方式でエチオピアに輸出され、現地企業ベレネ・ジンディ・メタル・エンジニアリング・カンパニーが組み立てと市場投入を担当した。アディスアベバでは現在、アダムさんのように、古くなったガソリン車から中国の電動マイクロバスに買い替えるドライバーが20人ほどいる。新華網が伝えた。

 アダムさんによると、同クラスのガソリンエンジンのマイクロバスと比べ、電気自動車(EV)は騒音が少ない上、コストパフォーマンスがより高く、より便利だという。アダムさんは「昼食中にEVを40分間充電する。以前のようにガソリン代がかからず、ガソリンスタンドで長い列に並ぶ必要もなくなり、毎日の収入も増えた」と話した。

「別のタイプの車を運転したことがあるが、このモデル(EV)は非常に独特だ。より快適で、大気汚染も減るからだ」。アダムさんはそう言い終えると、15人の乗客を乗せて出発した。乗客の大半がEV初体験だった。

 ベレネ・ジンディ・メタル・エンジニアリング・カンパニーは電動マイクロバスの組み立てだけでなく、中国から輸入した全長12メートルに及ぶ電動バスも組み立てており、同国で増え続けるEVのニーズを満たそうとしている。同社のシェバエ社長は、EVはエチオピアで幅広い応用の見通しがあり、現地市場に進出する中国製EVが増えることで、エチオピアの省エネ・排出削減をサポートするとの見方を示した。

 シェバエ氏は「われわれは2023年よりCKDの形で中国からEVを輸入している。この輸入方法によって輸送費を大幅に削減できる。また完成車の輸入関税は約15%だが、この方式でEVを輸入するとほぼ0%になる。これはEVの発展を奨励し、関連する技術移転を推進するエチオピア政府の措置の一つだ」と説明。「これらの電動マイクロバスの組み立てにより、現地の雇用が促進できる。当社では約75人が輸入電動マイクロバス216台の組み立てに加わった。これらの電動マイクロバスはすでに半分が売れており、購入者は都市公共交通サービス事業者や政府機関などだ」と述べた。

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます
 

中国科学技術ニューストップへ
上へ戻る