2024年09月17日-09月20日
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重慶で見つかったハドロサウルス科の恐竜化石、「長生黔江竜」と命名

2024年09月19日

 恐竜史にまた新たな種が加わった。中国重慶市規画・自然資源局によると、同市黔江区正陽街道の白亜紀恐竜化石保護研究活動で発見したハドロサウルス科の恐竜が「長生黔江竜」と命名された。中国西南地域でハドロサウルス科の恐竜化石が見つかったのは初めて。関連論文はこのほど、国際的学術誌「Cretaceous Research」にオンライン掲載された。科技日報が伝えた。

 中国科学院院士(アカデミー会員)で中国科学院古脊椎動物・古人類研究所所長の徐星氏は「ハドロサウルス科は白亜紀後期を代表する草食恐竜で、同科の進化と白亜紀の陸地生態系を理解する上で非常に重要だ。これまで知られている早期ハドロサウルス科の恐竜の多くはアジア、特に中国の北方地域やモンゴル南部で見つかっている。長生黔江竜は西南地域で初めて見つかった早期ハドロサウルス科で、その発見と研究は同科の進化過程への理解を促し、極めて重要な生物地層学的意義を持つ」と述べた。

 長生黔江竜は重慶市で初めて研究・命名された白亜紀恐竜となる。これは黔江区の正陽街道が西南地域で唯一の白亜紀恐竜化石群埋蔵地であることを証明するものとなった。重慶市では雲陽の恐竜化石群に続く新たな重大発見で、極めて高い科学研究・文化観光価値を持つ。

「長生黔江竜」の復元図。

 
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