2024年09月17日-09月20日
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中国の大学で新たに24学科が設置 新入生が続々と入学

2024年09月20日

 中国の各大学では9月に新年度が始まり、今年新設された学科も新たな学生を迎えている。中国教育部(省)によると、今年新たに24学科が学部・学科目録に組み込まれ、大学54校に設置された。人民網海外版が伝えた。

 北京農学院の生物育種技術学科は今年度、第1陣となる新入生を迎えた。河北省出身の尹智燁さんは、新入生30人のうちの1人で、トップの成績で同学科に合格した。

 尹さんは「現代農業に興味があるので、専攻を決める時に生物育種技術学科を選んだ。種は現代農業の『チップ』と呼ばれており、種の安全は、食糧の安全に繋がる。一生懸命勉強して、将来は種業事業の役に立ちたい」と語った。

 生物育種技術やスマート海洋設備、スマートマテリアル技術、ソフトマター科学・工学などの新学科は、名前からもテクノロジー感が伝わる。教育部高等教育司(局)の関係者によると、同部は大学に対して国家戦略や地域発展に必要な新学科を開設するよう指導、支援している。

 西南交通大学は今年度、「高出力半導体科学・工学」学科を開設した。同校・マイクロエレクトロニクス学院の宋文勝副院長によると、この新しい学科は、国家工業半導体産業の戦略的ニーズに合わせて設置され、新エネルギーや鉄道交通、電気自動車、工業自動化データセンター、人工知能(AI)計算電気供給などの分野で大きな発展のポテンシャルを秘めているという。

 新たな24学科は、学際的であることや分野融合の特徴も色濃くなっている。上海交通大学は今年、「健康科学・技術」学科を新設した。同校溥淵未来技術学院の王景川副院長は「新学科は理、工、医などの学科、分野が融合しており、AIやビッグデータ、バーチャル・リアリティ(VR)技術、バイオインフォマティクス、遺伝子技術、予防医学、運動・エクササイズ医学などの知識やコンテンツを融合させることで、生命が誕生してから、育ち、成長し、老化する全過程を研究する。これにより、人類の未来の健康に関するテクノロジー・イノベーションをリードする、戦略型リーダー人材の育成に尽力していく」と説明した。

 王氏はさらに「高齢化が加速するにつれて、社会の健康管理や医療サービスに対するニーズが高まっている。健康科学・技術学科の卒業生は、医療機関や公共衛生機関、高等教育機関、研究機関、総合保健産業などで、健康科学研究や関連施策の策定、健康データ分析、疾病予防・抑制、設備研究開発などの業務に従事することができる。また、健康テクノロジーが進歩し続けており、卒業生には多くの就職の機会が見込まれる」と語った。

雲南農業大学熱帯作物学院に新設された中国初のコーヒー学科の教員と学生。(資料写真)

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